この記事では飛行機によくある非常口座席について解説しています。
非常口座席とは

非常口座席とは、航空機の非常口に設置された座席のことを指します。なおJAL公式HPには以下のように定義されています。
左右の非常口を結ぶ通路(クロスアイル)に接する座席列のうち、通路後方の座席列です。
また、通路と調理室(ギャレー)化粧室、仕切りなどで仕切られている座席列は含みません。
この非常口座席は通常の座席より足元が広いため人気な場合が多いです。そのためか国際線では事前指定が有料となっている場合もあります。
ですが非常口座席は非常口前ということもあり、緊急事態時の脱出支援を行う必要が出てきます。そのために非常口座席を利用する人には様々な条件が課せられています。
非常口座席利用の条件
非常口座席を利用する場合、以下の条件を満たしている必要があります。またこの条件は航空会社により変更となる場合がありますので、詳しくは各航空会社HPをご確認ください。
- 満15歳以上
- 搭乗時に付き添いや係員の手伝いを必要としないこと
- 航空機ドアの開閉など、緊急脱出の援助を実施することができること
- 脱出手順の案内および乗務員の指示を理解し、他の人へ口頭で伝えられること
- 緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がないこと(子供同伴などは不可)
- 緊急脱出の援助に同意すること
よくある勘違いとしては、家族連れで利用する際、非常口座席に大人のみが着席する場合でも、子供と同伴する場合は利用できません。
持ち込み手荷物について
機内に手荷物を持ち込む際、通常前の座席の下か、座席上の収納棚にしまうことになっています。しかしながら非常口座席は緊急脱出の際通路になりますので、前の座席の下に荷物を置くことはできません。
したがって非常口座席を利用する場合、手荷物は座席上の収納棚に必ずしまってください。スペースがない場合は座席上に限らず、他の空いているスペースに入れてください。
まとめ
今回は航空機にある非常口座席について、その利用条件や荷物の置き方について紹介しました。この座席は緊急脱出の際に非常に重要となる座席のため、しっかりと決まりを守って利用してください。