この記事では原付でツーリングをすることの楽しさや方法、注意することなどをまとめています。原付は16歳以上であれば最短1日で取得できる免許となっており、最も手軽に取れる免許と言ってもいいでしょう。そんな原付を利用したツーリングは、普通の車でのドライブと異なる楽しさがあります。原付でツーリングしてみたい人はぜひこの記事を参考にしてくだされば幸いです!
原付ツーリングのメリット
原付でツーリングをするメリットは以下の通りです。
他にもあると思われますが、万人が理解できるのはこれらでしょう。
走る楽しさ
原付のみならず、バイク全体に言えることですが、風を切って走る楽しさが得られるのが特徴です。これは車でのドライブでは感じられないものです。
原付では30km/hまでしか出せないので、そんなに感じられないのでは?と思う人もいるかもしれません。ですが、実際に走ってみるとわかりますが、30km/hでもかなり楽しいです。ただ、乗ってるにつれて物足りなさを感じるようになってきますので、そうなったらもっと上の排気量のバイクに乗ってみるのがいいでしょう。つまり、原付は、バイクの登竜門といえます。
停められる場所
原付は、法律上停める場所は駐輪場です。ですから、駐車場に比べて数が多く、お店などに停めやすいといえます。ただ、自転車しか停められない駐輪場も数多ありますので、こちらのサイト(日本二輪車普及安全協会)で確認しておくことをお勧めします。間違っても駐車禁止の場所に駐車することのないようにしましょう。
免許の取りやすさ
原付の免許はとても取りやすいです。まず、車の免許を持っている場合、その免許で原付に乗ることができます。また、何も免許を持っていない場合、教習所に通う必要なく取ることができます。詳しい免許の取り方については、以下の記事を参考にしてください。
お金があまりかからない
原付は他のバイクに比べてお金がかかりにくいのもメリットの一つです。
まず原付の本体価格も、新車は大体のものであれば20万円で収まります。中古でいい人は10万円を切るものもあります。ただ、あまりにも安すぎるものは要注意で、原付には車検がないため、かなり状態の悪いものが売られている可能性が高いです。また燃費等を考えると、長い目で見れば新車の方が安く済むでしょう。
私の場合は、原付に乗ればどうせ上の排気量のバイクに乗りたくなるだろうということで、中古の原付を購入しました。おかげで速度が上がるとエンジンの回転が止まってしまう「息つき」と呼ばれる現象が起こって大変でした。
他には燃費もリッター50kmを超えるものもあるので、車や大型バイクなどよりも飛躍的にいいことがわかります。特に最近はガソリンの値段が高騰しているので、これは無視できないメリットです。
税金も軽自動車税が年間2400円かかるだけで、車検もないため維持費もそんなにかかりません。ただ車検がない分、原付の状態が悪くなってしまうので、定期的にバイク屋さんや自分で整備することが必要です。
原付ツーリングのデメリット
逆に原付ツーリングにはデメリットもあります。それは
が挙げられます。
30km/h制限と二段階右折
原付に関するクソみたいな法律として有名な、30km/h制限と二段階右折の呪縛があるのがデメリットの1つ目です。30km/hしか出せないので、車の流れに乗ることができず、二段階右折をしなくてはいけないため、右折に時間がかかります。
私の経験としては30km/h制限によって自転車が抜かせないなんてこともありました。だからといって60km/hとかで走って取り締まられると、免許停止になりかねませんので注意しましょう。個人的な意見ですが、原付で取り締まられる原因はスピード違反ではないでしょうか。
上記制限ゆえの危険性
30km/hしかだせないために起こる危険性や二段階右折に起因する危険性があります。
まず30km/h制限による危険性としては、後続の車が原付を抜かす際に、ぎりぎりを通って抜かすことが多々あります。これが結構な恐怖です。車の流れに乗れないが故に起こるものだと言っていいでしょう。
また、基本的には自分の進む方向の車線が3車線以上の場合は2段階右折をしなくてはなりませんが、たまに二段階右折禁止の場所があります。その場合は、他の車同様小回り右折をしなくてはなりません。その二段階右折禁止の標識が結構交差点の近くに設置されている場合、右折レーンに移ることがもはや無理な状況になることがあります。そんな時に無理に車線変更をして事故を起こすことがあります。この事故の防止方法としては、諦めることがあるでしょう。諦めて、原付を端に寄せて止まり、エンジンを切って歩行者になって横断歩道を渡るようにしましょう。
バイクの危険性
そもそもバイク自体が、車に比べて危険な乗り物です。車はエアバッグやシートベルトなどの安全装備が搭載されていますが、バイクはヘルメットぐらいしかありません。ですので致死率は車降りも高くなっています。
ツーリングをする際の注意点
原付でツーリングをする際は、以下のことを注意するようにしましょう。
ナビ
ツーリングをする際に欠かせないのがナビです。ただ、バイク専用のナビを取り付けるよりは、スマホをホルダーに固定して、ナビアプリを利用するのがいいでしょう。実際私は、以前使っていたiPhone 7に、「ツーリングサポーター」というアプリを入れて、ナビがわりに使っています。このアプリは月額400円がかかりますが、排気量ごとのナビ案内をしてくれるので、間違って原付通行禁止の場所を進むことが少なくなります。iPhoneをつける場合の注意点としては、長時間つけるとカメラの機能が壊れることがあるので、できるだけ以前使っていたスマホを利用するなどした方がいいでしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンが切れるともちろん原付は走れなくなります。ガス欠を防ぐためにも、行き先や道中のガソリンスタンドの把握は怠らないようにしましょう。特に田舎の方に行く場合は、あらかじめガソリンを入れておくなど、準備を万端にしていくようにしましょう。
適度な休憩
適度な休憩も重要です。これは、運転手の集中力が切れて事故が起きないようにするためと、エンジントラブルが起きないようにするための2つの意味があります。あまりに長時間を運転すると、眠気や疲れにより迅速な判断ができなくなり、その結果事故を起こしてしまうことにつながりかねません。また、ずっとエンジンをつけたままにしておくとエンジンに悪い影響を与え、途中でエンジントラブルに見舞われてしまうこともあります。それらを防ぐためにも適度に休憩をとることが必要です。
まとめ
原付でのツーリングは、バイクで走る楽しさやコストの低さなどのさまざまなメリットがある一方で、車よりも事故死する可能性が高まるといったデメリットも存在します。
そういったメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、原付ツーリングを楽しみましょう!!