この記事では、東海道・山陽新幹線の切符がお得に買える割引商品、「早特商品」について紹介しています。東海道・山陽新幹線は、東京〜名古屋〜大阪を結んでいるため、多くの人が1度は利用したことのある新幹線でしょう。そんな新幹線になるべく安く乗ることで、ホテルといった他のものにおかえをかけることができるので、ぜひこの記事を最後まで見て、最安の切符を購入できるようになりましょう!
東京~博多間での移動方法で悩んでいる方は以下の記事を参考にしてみてください!
早特商品とは
早特商品とは、JR東海とJR西日本が行っている新幹線の切符の割引制度のことです。対象の路線は、東海道・山陽新幹線になります。早特商品はネット予約限定の商品になります。ですから、駅窓口や、券売機では購入できませんのでご注意ください。ネット予約は「エクスプレス予約」と「スマートEX」でのみ行えます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
早特商品の種類
早特商品には用途別に様々な切符が用意してあり、
- EX早特
- EX早特21ワイド
- EX早特28ワイド(2023年秋より開始予定)
- EXグリーン早特ワイド
- EXこだまグリーン早特
- EXのぞみファミリー早特
- EXこだまファミリー早特
- EXグリーンプラスワン
- EX平日2名限定グリーン早特
の6種類です。それぞれについて少し触れておきましょう。
EX早特
EX早特は、乗車日の3日前までに予約をすることで、のぞみ号の普通車指定席とグリーン車の切符をお得に購入できる早特商品です。また、土休日のきっぷはさらにお得になりますので、土日のお出かけの際に購入するのがいいでしょう。この切符の他の特徴としては、設定区間が遠距離の切符となっており、東京発であれば、最短でも岡山までの距離乗る必要があります。詳しい設定区間についてはこちらのページをご覧ください。東京・品川発の主な区間の料金は以下の通りになっています。
区間 | 通常料金 | 早特21 | 割引額 |
岡山 | 17,660円 | 14,670円 | 3,100円 |
広島 | 19,440円 | 16,190円 | 3,570円 |
EX早特21ワイド
EX早特21ワイドは、乗車日の21日前までに予約することで、のぞみ号の普通車指定席がお得に利用できるサービスです。早特商品の中では最も割引率が高く、またEX早特では設定されていなかった中距離の区間でも利用できます。ただ、制限がいくつかあり、かなり早い段階(21日前)で予約が必要で、指定した列車しか乗ることができません。設定区間についてはこちらのページをご覧ください。東京・品川発の主な区間の料金は以下の通りになっています。
区間 | 通常料金 | EX早特21 | 割引額 |
名古屋 | 11,300円 | 9,800円 | 1,500円 |
新大阪 | 14,650円 | 12,300円 | 2,350円 |
広島 | 19,760円 | 15,000円 | 4,760円 |
EX早特28ワイド(2023年秋より開始予定)
EX早特28ワイドは、2023年秋から開始予定の新しい早特商品です。こちらの早特商品は、乗車日の28日前までの予約が条件ですが、その分最も割引率の高い商品となっています。詳しくは未定ですが、
- 東京~名古屋:9,700円
- 東京~新大阪:12,240円
の予定となっています。
EXグリーン早特
EXグリーン早特は、乗車日の3日前までの予約で早朝ののぞみ号、および終日のひかり号のグリーン車がお得に使える早特商品です。いつもよりも快適に移動したい人におすすめの早特商品になっています。EX早特21同様、乗れる列車には制限があり、乗車駅を朝6時台に出発するのぞみ号のグリーン車、もしくは終日ひかり号のグリーン車のみの設定となっています。また、設定区間も少なめとなっており、東京・品川発の場合は最長でも新神戸までてなっています。詳しい設定区間についてはこちらのページをご覧ください。以下は東京・品川発の料金一覧となっています。
区間 | 通常料金 | EXグリーン早特 | 割引額 |
名古屋 | 14,960円 | 13,050円 | 1,910円 |
京都 | 19,040円 | 15,400円 | 3,640円 |
新大阪 | 19,590円 | 15,940円 | 3,650円 |
新神戸 | 20,250円 | 16,380円 | 3,980円 |
EXこだまグリーン早特
EXこだまグリーン早特とは、乗車日の3日前までの予約でこだま号のグリーン車にお得に乗車できる早特商品です。近距離の移動を快適に移動したい場合や、時間的余裕があり、ゆっくり移動したい場合におすすめです。この早特商品の特徴として、近距離の設定があると言うことです。東京・品川発であれば小田原以遠の区間の設定があります。詳しい区間設定についてはこちらのページをご覧ください。
区間 | 通常料金 | EXこだまグリーン早特 | 割引額 |
静岡 | 8,740円 | 6,140円 | 2,600円 |
名古屋 | 14,750円 | 9,170円 | 5,580円 |
新大阪 | 19,270円 | 11,410円 | 7,860円 |
EXのぞみファミリー早特
EXのぞみファミリー早特は、3日前までの予約で土休日ののぞみ号普通車指定席とグリーン車をお得に利用できる早特商品です。この早特商品の特徴は、2名以上の利用で利用可能であることと、子供料金の設定があることです。ですから、土休日に家族旅行をする際に利用するのがお得でしょう。また、現在は期間限定で平日でも利用できます。
区間 | 通常料金(子供料金) | EXのぞみファミリー早特(子供料金) | 割引額(子供料金) |
名古屋 | 11,300円(5,650円) | 9,950円(4,970円) | 1,350円(680円) |
京都 | 14,170円(7,080円) | 12,020円(6,000円) | 2,150円(1,080円) |
新大阪 | 14,720円(7,350円) | 12,570円(6,280円) | 2,150円(1,070円) |
新神戸 | 15,380円(7,690円) | 12,830円(6,410円) | 2,550円(1,280円) |
区間 | 通常料金(子供料金) | EXのぞみファミリー早特(子供料金) | 割引額(子供料金) |
名古屋 | 14,960円(9,570円) | 12,050円(7,070円) | 2,910円(2,500円) |
京都 | 19,040円(12,220円) | 14,120円(8,100円) | 4,920円(4,120円) |
新大阪 | 19,590円(12,490円) | 14,670円(8,380円) | 4,920円(4,110円) |
新神戸 | 20,250円(12,820円) | 14,970円(8,550円) | 5,280円(4,270円) |
EXこだまファミリー早特
EXこだまファミリー早特は、3日前までの予約でこだま号の普通車指定席をお得に利用できる早特商品です。2名以上の利用が条件となっていますが、子供料金の設定もあるため、家族旅行にも最適となっています。また、この早特商品を利用するにあたって、曜日の制限等はありません。
区間 | 通常料金(子供料金) | EXこだまファミリー早特(子供料金) | 割引額(子供料金) |
小田原 | 3,810円(1,900円) | 2,890円(1,440円) | 920円(460円) |
熱海 | 4,270円(2,130円) | 3,300円(1,650円) | 970円(480円) |
三島 | 4,600円(2,290円) | 3,630円(1,810円) | 970円(480円) |
名古屋 | 11,090円(5,540円) | 8,050円(4,020円) | 3,040円(1,520円) |
京都 | 13,850円(9,920円) | 9,980円(4,990円) | 3,870円(1,930円) |
新大阪 | 14,400円(7,190円) | 10,080円(5,030円) | 4,320円(2,160円) |
EXグリーンプラスワン
「のぞみ」のグリーン車に1人で利用する際に、隣席が空席であることを保証した商品です。ICカードでの乗車限定です。きっぷとしての発券ができませんのでご注意ください。また、途中で列車の乗り換えはできません。
区間(東京・品川から) | 発売額 |
名古屋 | 18,140円 |
京都 | 23,320円 |
新大阪 | 23,860円 |
EX平日2名限定グリーン早特
この早特商品は、平日に「のぞみ・ひかり」のグリーン車を大人2名で利用する際に、グリーン車の隣り合った2席を利用できるというものです。子供用の設定はありませんのでご注意ください。詳しい料金設定についてはこちらのページをご確認ください。
区間(東京・品川から) | 発売額 |
京都 | 14,970円 |
広島 | 20,240円 |
区間(東京・品川から) | 発売額 |
静岡 | 7,270円 |
浜松 | 9,240円 |
主な区間の料金
東京・品川〜名古屋の場合
早特商品名 | 料金(子供料金) |
EX早特21ワイド | 9800円(9800円) |
EXのぞみファミリー早特 | 9950円(4970円) |
EXこだまファミリー早特 | 8050円(4020円) |
早特商品名 | 料金(子供料金) |
EXグリーン早特ワイド | 13050円(13050円) |
EXこだまグリーン早特 | 9170円(9170円) |
EXのぞみファミリー早特 | 12050円(7070円) |
普通車指定席・グリーン車ともに最安はこだま号を利用した早特商品となっています。こだま号では、東京〜名古屋間は2時間半以上かかりますので、料金と時間のどちらを取るかを各自で決めるようにしましょう。東京〜名古屋間を新幹線で移動する際に安く移動する方法については、こちらの記事で紹介しています!
東京・品川〜新大阪の場合
早特商品名 | 料金(子供料金) |
EX早特21ワイド | 12,300円(12,300円) |
EXのぞみファミリー早特 | 12,570円(6,280円) |
EXこだまファミリー早特 | 10,080円(5,030円) |
早特商品名 | 料金(子供料金) |
EXグリーン早特ワイド | 15,940円(15,940円) |
EXのぞみファミリー早特 | 14,670円(8,380円) |
普通車指定席は、こだま号の利用が最も安くなっていますが、東京〜新大阪をこだま号で行くと、4時間ほどかかるため、時間と料金のどっちを取るかをしっかり考えた上で選択するようにしましょう。グリーン車は、のぞみ号の設定しかないため、子供を連れて行く場合はEXのぞみファミリー早特を、そうでない場合はEXグリーン早特を利用するといいでしょう。東京〜新大阪間を新幹線で移動する場合、どうすれば格安に移動できるのかについてはこちらの記事で紹介しています!
まとめ
新幹線を利用する際は、早特商品を利用しないとかなりの損をしてしまいます。この記事で紹介したことを参考に、子供がいるかいないかや、予約する期日、時間と料金のバランスなども考慮して、お得でかつ快適な旅行ができるようにしましょう!