【JAL上級会員】JGCになるには?新制度ではもうなれないのか?

飛行機

 この記事ではJALの新制度「Life Status プログラム」におけるJGCの入会資格がどのようなものなのか,そして入会資格を得るためには何を行えばいいのかについてご紹介しています。

JGCとは

羽田空港のJGCエントランス

 JGCは「JALグローバルクラブ」の略称で,一般にJALグループ便をかなりの数搭乗した人だけが入会できるというものです。このJGCに入会している間は上級会員として以下のようなサービス(一部抜粋)が受けられます。

  • JALの空港ラウンジ使用
  • 専用カウンター・保安検査場の利用
  • 優先搭乗
  • 優先キャンセル待ち
  • 預け荷物の優先的な返却

JGCのメリット

 先ほど軽くご紹介しましたが,このJGCに入ると様々なメリットを受けることができます。

  • 専用予約デスク
  • 優先キャンセル待ち
  • 前方座席指定サービス(国内線・国際線)
  • JGC専用カウンターでのチェックイン
  • 優先空席待ち
  • 受託手荷物無料許容量の優待
  • JGCエントランスの利用
  • 空港ラウンジ利用
  • 優先搭乗
  • プライオリティバッゲージサービス(預け荷物の優先返却)
  • マイルアップボーナス

などとなっています。このサービス内容は一部を除けばほとんどJMBサファイア会員と同じ(マイルアップボーナスが異なる)で,JGCの場合クレジットカードを保持し続けていればずっとこのサービスを利用できるのが魅力です。

 今ご紹介したメリットの中でも特に人気なのが「空港ラウンジ利用」でしょう。これはサクララウンジや共有ラウンジなど一部空港のラウンジが無料で利用できるサービスで,同行者1名まで無料で利用することができます。詳しくは以下の記事で解説していますので併せてご覧ください。

 あとこれはJGC会員の中でも特に搭乗回数が多い方向けのメリットとしては非JGC会員には存在しないステイタスの「JGCプレミア」になれることもメリットでしょう。これは「ダイヤモンド」よりも少ないフライオンポイント・搭乗回数で達成できるステイタスながら,あまりダイヤモンドと変わらないサービスを利用できるという優れたステイタスです。

入会条件

 2023年までの入会条件は以下のようになっていました。

  • 1〜12月の12カ月間にJALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃でご搭乗いただくと積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ON ポイント以上のご搭乗実績があること。
  • JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかをお持ちいただけること。
  • JALグローバルクラブ規約を遵守いただけること。詳細は以下をご覧ください。
    JALグローバルクラブ規約
JAL公式HPより引用

ちなみにフライオンポイント(以下FOP)50,000ポイント以上というのは,JGC入会を目指す人がよく利用する東京~クアラルンプールをファーストで行った場合7,926FOPがたまりますので,単純計算で7回は搭乗する必要があることからも非常に大変であることがわかります。

 しかし2024年から新しく「Life Statusプログラム」というものがスタートし,これによってJGCの入会資格も以下のように変更となりました。

  • JAL Life Status プログラムにて、1,500 Life Status ポイント以上を獲得されていること。
  • JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを保有されていること。
  • JALグローバルクラブ規約およびJALグローバルクラブ会員特約を遵守いただけること。
    JALグローバルクラブ規約
JAL公式HPより引用

「Life Statusプログラム」については以下の記事で詳しくご紹介しております。

新制度でJGC入会はどれくらい大変なのか

 新制度でJGCに入会するのに必要となってくるのは「Life Status ポイント(以下LSPとする)」です。これが「1,500ポイント以上」必要となってきます。ここでいったん搭乗のみで考えると国内線・国際線の1搭乗あたりに獲得できるLSPは以下の通りです。

路線LSP
国内線1搭乗あたり5ポイント
国際線区間マイル1,000マイルごとに
5ポイント

つまり国内線はどれだけ長い距離を飛ぶ路線に乗ろうとも短い路線と変わらないLSPしか得られることができません。国内線の搭乗だけで考えればJGC入会までに300回以上搭乗する必要が出てきます。回数基準で考えればこれまでの6倍ほど飛行機に搭乗する必要が出てきましたので,これは1年で達成するのはなかなか厳しいと言えるでしょう。

 ただしLSPは有効期限がないポイントであるというメリットが存在します。つまりこれによりこれまでは1年間で搭乗した回数でのみ入会資格を得られていましたが,今後は長い年月の積み重ねで入会を果たすことができるようになります。

現実的な入会方法

 JGCに入会するにはLSPが必要であることがわかりましたが,これはどのようにして貯めていくのがいいでしょうか。

 通常であれば何年もかけてLSPをこつこつと貯めていき,いつしかJGCに入会できるようになっているといったロードマップとなるのでしょうが,ここでは従来のJGC修行のようになるべく早くJGC入会することができる現実的な方法を考えていきます。

 まず搭乗で貯めていく場合ですが,国内線300回を1年で達成するのは無理があると思いますので,2年間ダイヤモンド修行を回数ベース(1年に120回搭乗)で達成し,3年目の60回目の搭乗でJGC入会,そして80回搭乗でJGCプレミア達成というのが一番現実的かつ早い達成となるでしょう。もしダイヤモンドメタル修行(年180回)を行うのであれば2年目の途中で達成することもできます。

 搭乗以外でLSPを貯める場合(JALカード利用など),搭乗なしではかなり無謀になってしまいますので,搭乗するのをメインに貯め,搭乗以外での獲得はあくまでもサブ的なものと考えた方がいいでしょう。

まとめ

 以上がJGCについてのご紹介でした。2024年から制度が変更となり,新規で入会するにはハードルが上がってしまいましたが,これまでとは異なり長い年月をかけて入会できるようにもなりました。ぜひこの記事を参考にJGC入会を目指してみてはいかがでしょうか。

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