この記事では最近人気の観光地となっている金沢に東京からアクセスする際の方法について比較しています。
主なアクセス方法
東京~金沢間のアクセスは主に以下の3つが考えられます。
各アクセス方法の詳細
新幹線

多くの人が利用する移動手段と言えば「新幹線」が挙げられます。東京から金沢までの最速達種別である「かがやき」では、東京~金沢間を2時間半ちょっとで移動することができます。
移動時間(東京~金沢) | 約2時間半 |
料金は通常価格で14,380円からですが、新幹線eチケットのトクだ値14を用いれば、「9,920円」で移動することもできます。
普通車指定席・通常期 | 価格 |
通常価格 | 14,380円 |
新幹線eチケット | 14,180円 |
トクだ値1 | 12,960円 |
トクだ値14 | 9,920円 |
混雑状況ですが、GWや年末年始等の混雑シーズンには「かがやき」を中心に満席になることも多いです。その場合は「はくたか」を利用するか、早めに切符を買っておくなどの対策が必要となります。
飛行機

飛行機も羽田空港から多くの便が就航しています。航空会社は「JAL」「JTA」「ANA」の3社となっています。なお「JTA(日本トランスオーシャン航空)」はJALグループの航空会社で、航空券の販売はJALのHPより行っています。
いずれの航空会社も羽田空港~小松空港に就航しており、所要時間は約1時間となっています。ただし小松空港は金沢駅からバスで50分ほどの場所にあり、また羽田空港も東京駅から30分程度の距離にあるので、全体的な所要時間であれば新幹線とさほど違いがないと言っていいでしょう。
移動時間(羽田~小松) | 約1時間 |
航空券の価格は需要によって大きく変化します。そのため時期や時間帯によっては新幹線と比べて非常に高額になる場合も多いです。私が調べた限りでは、最安で往復18,000円程度ですが、
当日の航空券などは往復60,000円になっていました。
航空券 | 18,000円~(往復) |
高速バス

高速バスは最も安く移動する方法として人気があります。東京~金沢間は夜行バスがいくつか運行されており、所要時間はおおよそ8時間半から10時間となっています。新幹線や飛行機と比べたらかなり長い時間がかかります。
移動時間(東京~金沢) | 8時間半~10時間 |
価格は時期や曜日、バスの設備によっても異なりますが、平日などは3,000円から移動することができます。この安さが高速バスの最大の武器です。
料金 | 3,000円~ |
比較
以上の3つを以下の点で比較していきます。
料金

新幹線 | 9,920円~ |
飛行機 | 9,000円~(+1,300円) |
高速バス | 3,000円~ |
料金だけを見ると高速バスが圧倒的に安いことがわかります。3,000円は平日の4列シートのバスの場合ですが、それ以外のバスでも6,000円程度には収まるので、高速バスが一番安いと言っていいでしょう。
対して新幹線と飛行機はさほど違いがありませんが、飛行機は金沢市中心部までの移動費を考えるとやや新幹線よりも割高になります。また飛行機は「ダイナミックプライシング」と言われるか買う設定方法を利用しているため、時期によっては片道3万円超といったようにとても高くなることもあります。一方新幹線の場合は飛行機に比べて価格変動は少ないと言えます。
所要時間

新幹線 | 約2時間半 |
飛行機 | 約1時間(+約50分) |
高速バス | 8時間半~10時間 |
一番所要時間が短いのは飛行機です。羽田空港から小松空港まで約1時間で到着します。しかしながら小松空港から金沢市中心部までは50分程度かかるほか、羽田空港までのアクセス、空港での待ち時間を考えると新幹線とさほど変わらないと言えるでしょう。
一方高速バスは他の2つと比べると圧倒的に時間がかかります。またすべての便が夜行バスのため、日中に移動したい場合は向いていません。ただし朝一番に行きたい場合や宿泊費を抑えたい場合などに非常に重宝します。
快適性

新幹線 | ◎ |
飛行機 | ○ |
高速バス | △ |
快適性は主観的なものであるため、なかなか順位付けはしにくいですが、私個人では新幹線が一番快適だと考えます。その理由としては「座席の広さ」「乗換の少なさ」「静音性」が挙げられます。
「座席の広さ」については日本の新幹線はとても広く、JALのクラスJの座席とも引けを取らないほどです。高速バスにも3列シートなどがありますが、それと比べても新幹線が優位にあると考えます。
次に「乗換の少なさ」です。これは特に飛行機と比較するとその快適性が際立ちます。飛行機の場合、空港までの鉄道やバスなどを利用する必要があるため乗換回数が増えてしまいます。しかしながら新幹線は乗り換えなしで中心地までアクセス可能です。
最後に「静音性」です。これまで私は多くの高速バスや飛行機、そして新幹線に乗ってきましたが、最も静かな乗り物を挙げるならば「新幹線」だと考えます。ほかの2つと比べてもエンジンの騒音や振動にそこまで影響を受けないためだと思われます。
便数
新幹線 | 1時間に1~2本 |
飛行機 | 1~3時間に1本 |
高速バス | 夜行のみで1日10本程度 |
便数では新幹線が圧倒的に多いです。平日の日中は1時間に1本、休日の午前中には1時間に2本かそれ以上運行されています。対して飛行機は朝や夕方以降にかけては1時間に1本程度運航されていますが、日中は3時間に1本程度しか運航されていません。また高速バスは夜行バスのみの運行ですが、朝1番に着くことができるのが強みです。
結論
以上の比較を通して以下のような結論を下します。
- 総合的には新幹線がおすすめ
- 限りなく安く行く場合は高速バス、宿泊費も浮く
- 空港に近いところに行く場合やステイタス修行している人なら飛行機
新幹線はその運行本数や所要時間、快適性などから総合的に最も優れていると考えます。しかしながら飛行機や高速バスも利用者のニーズによっては最適となる場合もあります。ですので自分がどのような点を重視しているのかを明確にしたうえでアクセス方法を選んでみてください。