【関西】関西国際空港・伊丹空港・神戸空港は何が違う?どれが便利?

比較

 この記事では関西を代表する3つの空港「関西国際空港」「伊丹空港」「神戸空港」を徹底比較していきます。同様の記事を東京の「羽田空港」と「成田空港」とで書いておりますので,よろしければそちらをご覧ください。

就航路線を比較!

 それぞれの空港の就航路線を比較していきます。以下の表はそれぞれの空港から発着している路線数をまとめたものです。

空港名国内線国際線
関西国際空港15路線50路線
伊丹空港29路線0路線
神戸空港13路線0路線

この表からわかる通り,総路線数,国際線路線数ともに関西国際空港が一番多くなっています。ほかの2空港は国際線が就航していません。ですので国際線を利用する際は関西国際空港を利用することとなるでしょう。

 ただし国内線については伊丹空港が最も路線数が多くなっています。神戸空港は国内の主要空港との路線が就航していますが,その数は伊丹空港に比べると少なくなっています。

 以上のことから,国際線を利用する際は関西国際空港,国内線を利用する際は伊丹空港を利用するのがいいと言えるでしょう。

アクセスを比較!

 空港を利用する際に欠かせないのは,空港までのアクセスの良さでしょう。この3空港の立地やアクセスについてそれぞれまとめました。

関西国際空港

 関西国際空港は,大阪府泉佐野市にあります。大阪の中心部からは電車で40~50分ほどかかります。

 アクセスは鉄道が便利で,大阪の中心部からはJR線と南海線が乗り入れており,梅田や難波から乗り換えなしで行くことができます。また各方面からバスも運行されています。

伊丹空港

 伊丹空港(大阪国際空港)は,大阪府豊中市にあります。ちょうど大阪府豊中市と兵庫県伊丹市の境目にあるため,伊丹空港と呼ばれています。大阪の中心部からの直線距離では今回の3空港のうち最も近い空港です。

 鉄道は大阪モノレールが乗り入れており,梅田からは阪急宝塚線で蛍池まで行き,蛍池で大阪モノレールに乗り換えるのがいいでしょう。所要時間は30分ほどとなっています。ほかにもバスも運行されています。

神戸空港

 神戸空港は,兵庫県神戸市中央区にあります。神戸の中心である三宮から非常に近いのが魅力で,三宮から南に約7キロほどの位置にあります。大阪からは約25キロの位置にあります。

 鉄道は,ポートライナーが乗り入れており,三宮から乗り換えなしで行くことができます。所要時間はおよそ20分となっています。大阪の中心部からは三宮まで行く必要があるため,やや不便(約40分)です。

 神戸空港の特徴としては,関西国際空港までのフェリー「ベイ・シャトル」が運行されていることがあげられます。およそ30分ほどで行くことができるため,国内線で神戸空港まで行き,ベイ・シャトルで関西国際空港に移動して国際線に乗り継ぐこともできます。

どの空港がアクセス良好?

 以上のことから,大阪中心部からは伊丹空港が一番アクセスが良く,神戸からは神戸空港がアクセスがいいと言えるでしょう。その点関西国際空港は大阪や神戸といった大都市からやや離れているため,他の2空港に比べたら比較的利用しづらいと言えるでしょう。

 しかしながら,神戸空港と関西国際空港とを結ぶフェリーや,梅田や難波から直通する列車などがあるため,そこまでアクセスが悪いとは言えないでしょう。

就航している航空会社の違い

 関西国際空港はJALやANAはもちろん,PeachやジェットスターといったLCCまで運行しています。国際線についても同様なため,航空券代を安く済ませたい人におすすめの航空会社が乗り入れています。

 伊丹空港はPeachやジェットスターといった有名なLCCは就航していません。しかしながら熊本や天草への路線をもつ天草エアラインといった,一風変わった航空会社が就航しています。

 神戸空港はLCCが乗り入れていません。しかしながらソラシドエアやスカイマークといったMCCが運行しており,ANAやJALといったFSCよりは比較的安い料金で利用することができます。

今紹介した中で出てきた「FSC」「MCC」「LCC」については以下の記事でご紹介していますので,よろしければそちらのご覧ください。

まとめ

 以上が3空港の比較でした。これらのことから,

  • 国際線は関西国際空港一択
  • 国内線は伊丹空港が路線数が多い
  • アクセスは伊丹空港と神戸空港がいい
  • LCCは関西国際空港

ということがわかりました。

 関西の空港はそれぞれ特徴があり,皆さんの行先や予算などで利用する空港が変わってきます。ですので,今回の記事を参考に,自分に合った空港選びをしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました