この記事では韓国の高速鉄道であるKTXをはじめ,様々な列車に乗り放題となる「コレールパス」をご紹介しています。
コレールパスとは?
コレールパスは韓国の鉄道会社である「Korail」が発行している乗り放題切符です。この切符を使うと以下の画像の「Korail」の路線が乗り放題となります。

コレールパスの詳細情報
有効日数
コレールパスには「連続券」と「選択券」があります。連続券は三日券と五日券があり,使用開始日から3日連続,5日連続で利用することができます。選択券は二日券と四日券があり,使用開始日から2日,もしくは4日を選択して使用することができます。
価格
価格はコレールパスの種類のほかにも,使用する人の年齢や人数によって変わります。大人は28歳以上,青少年は13歳から27歳,小人は6歳から12歳以下となっており,6歳未満は13歳以上の保護者1人につき1名まで無料です。セーバーは2~5人で一緒に旅行する際に使用できます。
日数 | 大人 | 青少年 | 小人 | セーバー |
選択二日券 | 121,000 | 96,000 | 61,000 | 111,000 |
連続三日券 | 138,000 | 110,000 | 69,000 | 128,000 |
選択四日券 | 193,000 | 154,000 | 97,000 | 183,000 |
連続五日券 | 210,000 | 168,000 | 105,000 | 200,000 |
例えばソウル~釜山間は普通車で48,800ウォンとなっているので,選択二日券は大人で3回以上乗れば,青少年は2回以上でお得になります。
利用条件
コレールパスは訪韓外国人のみ使用することができます。韓国に永住権を持っている人や,韓国国籍の人は利用することができません。
乗車可能列車
コレールパスではコレールの列車のみ乗ることができます。KTXやITX,ムグンファ号,一部観光列車に乗ることができます。ただし近年開業した高速鉄道「SRT」には乗車することができません。
購入方法
コレールパスはインターネットと窓口で購入することができます。
インターネットでコレールパスを購入する際はコレール公式ホームページのほかにも,Klookやコネストで購入することができます。購入時の情報はパスポートと同じ情報を記入しましょう。
当日窓口で購入することもできますが,当日券は枚数に限りがあるので,私はインターネットでの購入をおすすめします。
使用方法
座席指定について
座席指定は1日2回まで利用することができます。この座席指定はインターネット上で行うことができます。こちらのページにアクセスし,「KORAIL PASS Number」を選択して予約番号を入力します。そして「Inqury」を押すと予約情報が出てきます。
選択二日券,もしくは選択四日券の場合,座席指定の前に利用日の設定をする必要があります。なので「DETAILS」を押します。すると使用開始日と使用日を選択できますので,自分の使用したい日に設定します。
準備が終わったら早速座席指定をしていきます。自分のコレールパスを選択し,座席指定(SEAT RESERVATION)を押します。すると列車の検索画面になりますので,自分の乗りたい区間と時刻を設定して検索します。特等室と普通室が選べますので,自分の好きな方を選択します。特等室は追加料金が発生します。座席指定はできませんのでご注意ください。追加料金はクレジットカードで決済可能です。
当日は乗車券をプリントアウトしたのが必要となりますので,日本でコピーをするか,当日駅の窓口で画面を見せて申し出れば紙の乗車券を発行してくれます。あとは駅の発車標を見て発車番線を確認し,チケットに書かれた自分の座席に着席しましょう。
実際に利用してみた

実際に先日韓国でコレールパスを利用してみました。選択二日券を購入し,乗ったのはKTXの釜山→ソウルと龍山→全州,全州→龍山の3区間です。普通室だと本来128,600ウォンかかりますが,青少年用のを利用したので,32,600ウォン安くなりました。またすべて特等室を利用し,それぞれ10000ウォン程度の追加料金がかかりました。
当日コピーした紙を忘れていったので駅の窓口で紙の乗車券を発行しましたが,簡単な英語と画面を見せて紙の乗車券を発行してもらえました。KTXは駅に改札がないのでそのまま入ることができます。
座席も特等室は非常に快適でした。水とクッキーが無料でもらえます。普通室は今回利用しませんでしたが,追加料金なしで乗れるのでそちらもいいでしょう。
まとめ
今回は韓国旅行で役立つコレールパスをご紹介しました。このパスは韓国国内を移動するのに便利で,ソウルだけでなく釜山や全州など様々な都市を旅行する際におすすめです。ぜひこの記事を参考に利用してみてください!