この記事では筆者が実際にパスポートをとった際の体験を交えながら,どのようにパスポートをとるかについてご紹介していきます。情報に変更がある可能性がありますので,不明な点がありましたら自治体のHP等でご確認ください。
どこで取った?
私は2023年の8月にパスポートを池袋のパスポートセンターで取得しました。池袋のパスポートセンターはサンシャインシティのワールドインポートマートビル5Fにあります。
東京都内だと他には新宿・有楽町・立川にあります。どうやら有楽町のパスポートセンターが一番混むようですので,他のところに行くか,早めの時間帯に行くことをおすすめします。私はお盆直前に行きましたが,池袋で100人以上待ちました。
申請場所は住民登録をしている各都道府県の窓口で行います。また住民登録をしていない自治体に居所登録する場合は,その居所がある都道府県の窓口で行えます。東京都についてはこちらのページを確認してみてください。
パスポート取得までの流れ
新規にパスポートを取得する際の流れとしては,
となっています。申請してから発行されるまで6営業日必要ですので,余裕をもって発行しましょう。ここからはそれぞれについて詳しく解説していきます。
パスポートを申請しよう!
まずパスポートを発券してもらうために申請します。その際に必要になるのは以下のものです。
これらをもって住民登録をしている都道府県の窓口で申請しましょう。私が池袋で申請した際は,整理券をもらい,100人待ちでした。待ち時間は1時間半ほどで,申請自体は5分ほどで終わりました。申請後は赤い引き換えの紙をもらいます。
一般旅券発給申請書
一般旅券発給申請書はパスポートを発行してもらう際に必要な申請書です。こちらのページからダウンロードできます。パスポートセンターでも記入できますが,スムーズに申請を行いたい方はインターネットで記入し,プリントアウトして持っていくのがいいでしょう。
申請書は発行したいパスポートの有効年数によって異なり,10年用と5年用があります。18歳未満の人は5年用のみの発行となります。
すると申請書の作成方法や注意事項等に関する案内があるのでこちらを確認の上「同意する」にチェックし,次に進みます。ここからは案内の通りに必要事項を記入していきます。
すべてが完了したらPDFをダウンロードし,印刷します。この際以下の要件を満たした紙に印刷します。私はコンビニでA4カラー印刷すれば大丈夫でした。
色:白(写真用光沢紙、カラー紙、わら半紙は不可)
外務省HP
紙の種類:上質紙、中性紙、PPC用紙(普通紙、コピー用紙)
白色度:68%以上
坪量(1m2あたりの重量): 64g/m2 ~ 104g/m2
参考)市販コピー用紙:65g/m2前後、郵便はがき:209g/m2
サイズ:A4、レター
・カラー、白黒印刷のどちらでも結構ですが、カラー印刷を推奨します。
・拡大、縮小印刷はしないでください。
印刷したら直筆で署名をして申請書は完成です。署名は漢字でもローマ字(筆記体)でも構いません。消えないボールペンで記入しましょう。
戸籍謄本(全部事項証明書)
戸籍謄本は「本籍」のある自治体でもらえます。現在の住所と本籍地が異なる場合は郵送で取り寄せるか,自治体によってはコンビニでマイナンバーカードを使えば発行できます。私の場合はコンビニで発行できなかったので,郵送で取り寄せました。普通郵便で6日ほどかかりましたので,急ぎの方は速達等を利用しましょう。
パスポート用写真
パスポートに使用する写真が1枚必要になります。要件としては以下の通り(抜粋)となっています。
東京都生活文化スポーツ局HP
- カラーでも白黒でも可
- 本人のみが撮影されたもの
- 提出の日前6か月以内に撮影されたもの(現在の容貌と著しく異なる場合には、撮り直しをお願いすることがあります。)
- 縁なしでパスポート写真の規格と見本例の各寸法を満たしたもの(顔の寸法は頭頂からあごまで32mm~36mm)
- 無帽で正面を向いたもの
- 背景や影がないもの(頭髪の色と背景が同系色で輪郭を見分けにくい場合には、撮り直しをお願いすることがあります。)
街にある証明写真機でも構いませんが,5年か10年使う写真ですので写真屋さんで撮ってもらうのはいかがでしょうか。ちなみに池袋ではパスポートセンターの隣に写真屋さんがあり,そちらで撮影することもできます。
本人確認書類
申請者本人だと確認できる書類が必要です。運転免許証であればそれ1つで大丈夫ですが,ものによっては2点必要な場合もあります。ほかの書類についてはこちらのページをご確認ください。
住民票(必要な人のみ)
住民票は基本的に必要がありませんが,先述した居所登録をする場合に必要になります。詳しくはこちらのページをご確認ください。
パスポート受取
申請時にもらった引換の紙と手数料分の現金をもって,申請したパスポートセンターに行きます。そしたらまず収入印紙を購入します。場所はパスポートセンターによって異なると思いますが,池袋の場合はパスポートセンターの右隣にある,写真館の前で販売していました。手数料は以下の通りです。
有効年数 | 手数料 |
10年 | 16,000円 |
5年 | 11,000円 |
収入印紙を引換の紙に張り付けてもらったら,それを窓口に見せて番号札をもらい,自分の番が来るまで待ちます。呼ばれたら,フルネームと生年月日を言って本人確認をし,記載された情報が正しいかを確認します。確認が終了したら無事受け取りになります。
まとめ
海外旅行で絶対必要なパスポートの発行方法についてご紹介しました。申請から発行までに時間がかかりますので,余裕をもって発行するのをおすすめします。ぜひこの記事を参考にパスポートを取得してみてはいかがでしょうか。