現在は「TRAIN DESK」に移行しています。それについては以下の記事をご覧ください!

この記事では、JR東日本で2021年11月22日からスタートした「新幹線オフィス車両」について解説しています。ここ最近では、東海道・山陽新幹線で「S Work」が始まるなど、新幹線内でもオフィスワークができるような環境が整備され始めています。そしてついに東北新幹線をはじめとするJR東日本管内の新幹線でもそのような車両がスタートしました。東海道・山陽新幹線の「S Work」については以下の記事をご覧ください!
どの路線が対象?詳細情報は?
JR東日本管内の新幹線の内、東北・北海道・上越・北陸新幹線(こまち、つばさ、つるぎ号を除く)の全区間、全列車が対象です。

以上の区間の8号車に新幹線オフィス車両が設定されています。また、切符を購入するにあたって、追加料金は必要ありません。オフィスワークの手助けとなるようなツールの貸し出しも一部列車では行われています。
また、オフィス車両となっていますが、オンライン授業といった仕事以外での利用も可能となっています。
サービスは2021年11月22日からスタートしました。また、土休日や最繁忙期(GW、お盆、年末年始)は設定がありません。変更等もありますので、最新情報についてはこちらのページをご覧ください!
利用方法
利用方法が2022年6月より変更となりました。これまでは「はやぶさ・はやて」の8号車は座席の指定がなかったため、8号車以外の座席の指定を受けた人も利用することができましたが、現在は「はやぶさ・はやて」に限り8号車の座席の指定が必要となりました。
はやぶさ・はやての場合
「はやぶさ・はやて」のオフィス車両を利用する場合は、指定席を買う際に8号車の座席を指定すれば、オフィス車両を利用することができます。ほかの号車の指定席券では利用できなくなりましたので注意が必要です。
かがやきの場合
「かがやき」はこれまで通り、8号車以外の指定席特急券を持った人が利用できます(8号車の指定席券は購入できない)。8号車の空いている席に移動して利用しましょう。
はやぶさ・はやて・かがやき以外の列車の場合
上記以外の列車でオフィス車両を使う場合は、
- 8号車以外の指定席特急券
- 自由席特急券
- 新幹線定期券
のいずれかを持っていれば利用することができます。8号車の空いている席に座り利用しましょう。
注意点
注意点としては、こちらのことが挙げられています。
- 利用者同士の歓談は遠慮する。
- 座席の回転は遠慮する。
- 大声での会話等、他の利用者の迷惑とならないようにする。
- マスクを着用する。
- 一部座席には電源がない。
特にWEB会議などは小さな声でするといった配慮が求められます。
支援ツールの貸し出しについて
一部車両では、モバイルバッテリーや折りたたみ式の間仕切りといったオフィスワークをするにあたって欠かせないものが貸してもらえます。
折りたたみ式の間仕切りは無料で使うことができます。対象車両はE5系とH5系で、8号車の荷物置き場に置かれたものを自分で取って利用しましょう。
モバイルバッテリーは1台330円で、翌日の24時まで利用することができます。貸出場所は、東京駅の
- 新幹線北のりかえ口付近
- 新幹線南のりかえ口付近
- 八重洲中央口付近
となっています。返す場所は、上記3か所はもちろん、上記の3か所以外でも「充レン」スポットであればどこでもいいのも便利です。現在「充レン」スポットは首都圏を中心に拡大中です。
利用方法
モバイルバッテリーを借りるには、
- LINE
- キャッシュレス決済(クレジットカード、PayPay、LINE Pay、キャリア決済)
が必要となっています。利用方法は以下の通りです。
- LINEのQRコード読み取り機能で「充レン」スポットにあるQRコードを読み取る
- 「レンタル手続きSTART」ボタンを押し、画面に沿って手続きを行う
- ランプの光っているバッテリーを取り出してレンタル完了
コードはモバイルバッテリーについていますので、コードを持っていなくてもすぐに利用することができます(コードはmicroUSB、USB Type-C、Lightningに対応)。
返却方法は簡単で、空いているスロットにモバイルバッテリーをしっかりと差し込み、スマホに「返却完了通知」が届けば完了です。
まとめ
新幹線オフィス車両は、オフィスワークをするサラリーマンやオンライン授業のある学生が、多少の配慮は必要ですが、周りに神経を使うことなく仕事や勉強をできるので、とてもおすすめです。また、オフィスワークをするにあたっての便利なツールが利用できるのも便利なポイントです。通常の料金で利用することができるので、ぜひ利用してみてください!