2021年10月1日から始まった新サービス「S Work」って何?

JR東海

 この記事では2021年10月1日から東海道・山陽新幹線の東京〜博多間でスタートした新しい形態の車両、S Workについて紹介しています。

JR東海HPから引用

S Workってなに?

 S Work席とは、2021年の10月1日から東海道・山陽新幹線の全区間で開始した新しい車両形態です。この席のコンセプトはJR東海の公式ホームページによると、『「S Work」車両は、新幹線(Shinkansen)で、乗車中も途切れなく(Seamless)、仕事を進めたいお客様のご利用を想定した車両です。』とあります。つまり、ビジネスパーソンが新幹線に乗車中でも、キーボード音やオンライン会議などの通話音を気にせずに仕事ができるようになった席です。このコロナ禍では、オンラインで会議することが多くなったのではないでしょうか?そんな方々にはとてもおすすめな車両となっています。

利用方法

「S Work」は、ネット予約限定のサービスです。「スマートEX」「EX予約」からのみ予約することができます。「スマートEX」か「EX予約」にログインし、新幹線を予約します。この時に以下のような画面が出てきますので、「S Work席」を選択すれば予約できます。のぞみ号のみの設定ですので注意しましょう。

スマートEXの場合

あとは利用する新幹線の7号車に並び、指定された座席に座り、利用してください。

利用条件ってある?

 この車両を利用する際にはいくつかの条件が設定されています。

音について

 まず大前提として、利用者のみんなが気兼ねすることなくビジネスを行える環境なのですから、当然ですが他人のキーボード音や通話音、作業音を許容することが求められています。ただし、ウェブ会議などで声を出す場合は、ヘッドフォンなどを使用して、なるべく小さな声で済むようにしましょう。

予約について

 また、スマートEXとエクスプレス予約からのみ予約が可能(2024年春ごろから駅での購入も可能になる予定)となっています。駅窓口などでは購入できませんので注意しましょう。スマートEXとエクスプレス予約についてはこちらのページで紹介しています。また予約は乗車時刻の4分前まで可能となっています。

 予約は大人1名に限り可能です。複数人分の購入はできませんので、各々が購入するようにしましょう。

 この車両は普通車指定席やグリーン車などとは違い、早特商品の対象とはなっていません

その他・座席等

 先ほど携帯電話やテレビ会議での通話は可能と書きましたが、ヘッドセットやマイクを用いて、なるべく小さな声で行うように求められています。また、ビジネス向けの車両ですので、利用者間での歓談は控えるように説明されています。

 S Work車両は「のぞみ」・「ひかり」・「こだま」の7号車に設定されています。7号車には喫煙ルームがありますが、喫煙ルーム付近席の設定はありません。喫煙する場合は14号車および15号車の喫煙ルーム付近席を利用しましょう

料金は?

 利用料金は「スマートEX」や「エクスプレス予約」の普通車指定席と同じ価格設定になっています。つまり、「スマートEX」でS Work席を予約した場合は通常料金の200円引きで、「エクスプレス予約」でS Work席を利用した場合は、東京〜新大阪間であれば通常料金の1100円引きで利用することができます。以下の表は、東京から主な駅を利用する際の料金です。

区間料金
東京〜名古屋11100円
東京〜京都13970円
東京〜新大阪14520円
スマートEXで予約の場合
区間料金
東京〜名古屋10310円
東京〜京都13070円
東京〜新大阪13620円
エクスプレス予約で予約の場合

まとめ

 以上をまとめると、

  • 新幹線でも仕事をしたい人におすすめ
  • スマートEX・エクスプレス予約でのみ予約可能
  • 喫煙者には厳しい面がある

となります。仕事で新幹線を利用するのであれば、仕事するには良い環境となっており、ネットで予約する際の普通車指定席と同じ料金で利用できるので、一度使ってみるのはどうでしょうか?

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