【LCC】ZIPAIRをご紹介!どんな航空会社?

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 この記事では日本の格安航空会社の1つである「ZIPAIR」をご紹介しています。

ZIPAIRとは

ZIPAIR公式HPより引用

 ZIPAIRは2020年に運行を開始した日本の格安航空会社で,JALの完全子会社です。成田空港をハブ空港とし,国際線9路線を運航しています。就航都市は以下の通りとなっています。

  • ソウル(仁川国際空港)
  • 台北(台北桃園国際空港)
  • マニラ(ニノイ・アキノ国際空港)
  • バンコク(スワンナプーム国際空港)
  • シンガポール(チャンギ国際空港)
  • ロサンゼルス(ロサンゼルス国際空港)
  • サンフランシスコ(サンフランシスコ国際空港)
  • サンノゼ(ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港)
  • ホノルル(ダニエル・K・イノウエ国際空港)

 日本に就航している空港は成田国際空港のみで,ターミナルはLCCですが第1ターミナルとなっています。

 使用機材はボーイング787-8型機を使用しており,日本航空が使用していた機材を改修して使用しています。

ZIPAIRの特徴

 ZIPAIRは公式ホームページで「NEW BASIC AIRLINE」を目指していると述べている通り,これまでの航空会社にないサービスとコストパフォーマンスの両立を叶えています。LCCというと安かろう悪かろうといったイメージが強く,狭い座席でコンセントはなく,また荷物制限もかなり厳しいといった特徴がありました。

 ZIPAIRは確かにJALやANAといったFSCに比べると座席は狭く,機内食等のサービスが有料とはなりますが,ビジネスクラス同等の座席があったり,他のLCCと比べても快適な座席であったりと,ただコスト削減だけを求めているのではないことがわかります。

 そんなZIPAIRの特徴を以下紹介していきます。

座席

 ZIPAIRの大きな特徴として,その座席があげられるでしょう。基本的にLCCはエコノミークラスしか用意されていないことがほとんどですが,ZIPAIRの場合座席には「Standard」と「ZIP Full-Flat」の2種類があります。

 前者の「Standard」はいわゆるエコノミークラスのことです。3-3-3の9列シートとなっており,272席が用意されています。座席指定は可能ですが別途追加料金が必要となっており,また座席位置でも料金は変動します。シートピッチは約79 cmとなっています。

 後者の「ZIP Full-Flat」はいわゆるビジネスクラスのことを指します。この座席の大きな特徴は名前の通りフルフラットになる点にあります。そのため長距離移動も横になっていくことができるのが便利です。一般のビジネスクラスと異なるのはサービスがほとんどないことで,機内食やモニターはついていません(機内食は追加料金で付けることも可能)。

機内サービス

 機内サービスは他のLCC同様ほとんどありません。そのため機内食等は追加料金をあらかじめ支払っておく必要があります。また座席前のモニターはついていませんが,機内には他のLCCにはない無料Wi-Fiがありますので,自身のスマホ等でコンテンツを楽しむことができます。

 機内食は様々な種類から選ぶことができ,サンドウィッチや牛丼,カレーなどから選ぶことができます。ドリンクも同様です。機内食を追加した場合は水が無料で付いてきます。

荷物の取り扱い

 ZIPAIRは他のLCC同様,荷物の個数や重量には厳しい制限があります。以下機内持ち込み荷物と受託荷物について解説します。ほかのスポーツ用品等についてはこちらのページをご確認ください。

 機内に持ち込める荷物は「規定サイズ(1個目:40×25×55㎝、2個目:35×25×45㎝)を満たす合計2個」となっています。重さは7 kgまでが無料となっており,追加料金を払えば上限12 kgまで持ち込むことができます。ただし追加料金については当日の申込はできませんので,出発24時間前まで済ませる必要があります。

 受託荷物(預け荷物)についてはすべてが有料となっています。「規定サイズ(3辺の和が203㎝以下)を満たす合計5個」までとなっており,重量については1個あたり14,23,32 kgまでとなっています(プランによって変わります)。

その他

 ZIPAIRの他のサービスとして「有料ラウンジサービス」と「アメニティセット」があります。前者の「有料ラウンジサービス」は事前に1,600円を支払えば成田国際空港の出国手続き後エリアにある共用ラウンジ「TraveLounge」を利用することができます。また後者のアメニティセットは機内で快適に過ごせるようなアメニティが入っており,事前購入で当日もらうことができます。

チェックインについて

 ZIPAIRではカウンターでのチェックインのほかに,オートチェックインというのも利用することができます。オートチェックインとは自動チェックインのことで,空港にある自動チェックイン機でチェックインをすることができます。

 ただしこのオートチェックインですが,公式ホームページによれば現在全便が対象外となっているようですので空港のカウンターでチェックインするようにしましょう。空港のカウンターではパスポートを見せるとスタッフが予約情報と照合し,搭乗券を発行してくれます。これと同時に受託荷物がある場合は預けることができます。

予約について

 ZIPAIRの航空券は公式ホームページのほか,トリップドットコム等の航空券サイトでも購入することができます。

 購入の際にはパスポート情報が必要となりますので,パスポートを準備したうえで購入しましょう。また時期や残り座席数によって価格が変動しますので,早めの予約をおすすめします。

 予約時に航空券のほか,機内食や座席指定,預け荷物などのオプションを追加することができます。必要なものをそれぞれ追加しましょう。この追加オプションがセットでお得になったプランもありますのでよく考えて選ぶのをおすすめします。

ターミナルについて

 ZIPAIRのカウンターがあるターミナルは以下の通りとなっています。

  • 成田国際空港:第1ターミナル北ウィング4階
  • 仁川国際空港:第1ターミナル3階
  • ニノイ・アキノ国際空港:第1ターミナル3階
  • スワンナプーム国際空港:ターミナル4階
  • チャンギ国際空港:第1ターミナル2階
  • ダニエル・K・イノウエ国際空港:第2ターミナル2階 ロビー4
  • サンフランシスコ国際空港:国際線ターミナル 3階
  • ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港:ターミナルB 1階
  • ロサンゼルス国際空港:トムブラッドレー・インターナショナル・ターミナル 3階

まとめ

 ZIPAIRは新しいLCCとして,ほかのLCCとは異なった魅力があることがわかりました。この魅力によって近年話題となっている航空会社といっていいでしょう。ぜひ皆さんも1度利用してみるのはいかがでしょうか。

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